
今回はフェラーリ348ts
ドアロック修理のご紹介です
余談ですが348はtsとtbがありますが
ルーフが固定式か脱着式かが違い
「t」は横置き式トランスミッションを意味するイタリア語のTrasversale(トラスベルサーレ)
「b」はクーペモデルを表すberlinetta(ベルリネッタ)
「s」はオープンモデルを表すspyder(スパイダー)
を意味しています
話を本題に戻しまして
ドアロック修理のご紹介です
左右ドアともに外から鍵をさして回しても
感触がなくロックもアンロックも出来ない状態です
キーシリンダーやリンク機構の故障を疑い
早速分解点検していきます
キーシリンダーを取り外し点検したところ
シリンダー後端とリンゲージの間の部分が破損し
カギを回しても空転してしまっている状態でした 左右ドア共に同様の症状の為
この様な故障の傾向にある構造とも言えます
今回は破損部位を現物修理していきます。
外れてしまっている部品に小さな穴を空け
ピンを空け固定します
これによって本来の状態よりも強度を増し
故障しにくくなるよう工夫しました
無事キーシリンダーとリンゲージがしっかりと繋がり
再び正常にロック・アンロック出来る様になりました
部品があれば交換も良いですが
構造上故障しやすいものであれば
対策しながら治せるのが
現物修理のいい所でもあります。
作動点検の後復元作業をして
作業完了です
当店では各部門のスペシャリストが
お客様のお車に最適な作業を
ご案内させていただきます
国産車・輸入車の整備、修理
新旧問わずお問い合わせください
この記事を書いた人
S&Company大阪整備
前田英祐
国家一級自動車整備士