本日の記事はブレーキダストについてになります。当店ではご入庫されるお車のほとんどが外国車であり国産車と比べるとやはりホイールの汚れが目立っています。
特に欧州車や各車種のスポーツグレード等はブレーキダストでの汚れが多く見られます。そもそもブレーキダストが発生する原因ですが、ディスクブレーキの場合走行時ホイールと共に回転しているブレーキディスクをブレーキパッドで挟み込む事によって速度を落としています。その際に起こるディスクとパッドとの摩擦で鉄粉が生じホイールに付着します。それがブレーキダストとしてホイールが汚れる原因になります。
では、何故欧州車やスポーツグレード等に多く見られるのでしょうか。それは絶対的な速度の違いが一番の理由でもあります。日本では一般道での制限速度は最高60キロ、高速道路でも120キロとなっています。それに比べ欧州ではアウトバーン（速度無制限区間）や基本的な制限速度が日本に比べ非常に高くなっています。日本では低速時の使用が多く、より環境に配慮した鳴きも少なくダストが発生しにくいブレーキを採用していますが、欧州車やスポーツグレードとなると高速走行でのブレーキングも想定され、鉄の多く含まれるブレーキを採用しています。その為ブレーキング時に発生するダスト量が違うのです。

今回E43ステーションワゴンがご入庫されておりホイールを見てみるとやはりブレーキダストが付着していました。

清掃前

清掃後

これはこまめに清掃していても走行してブレーキを踏むと絶対に発生します。
ですがお客様のご要望でホイールを綺麗に保ちたい、洗車回数を減らしたいと言うお話は多々お受けします。そういった場合当店では低ダストパッドをオススメしておりお客様の使用頻度や使用用途などしっかりとヒアリングしお客様のライフスタイルにあったブレーキを装着しています。
いま所有されているお車のホイールの汚れが気になる、減らしたいといった方が居られましたら是非一度当店へご連絡ください。ブレーキダストだけでなく鳴きが気になる効きが気になるといったご要望もお待ちしております。

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