本日ご紹介する作業は
フェラーリ F355
タイミングベルト交換です
360モデナなどはエンジン前方に
サービスホールがあり
室内から蓋を外せば
タイミングベルトにアクセスできますが
F355にはサービスホールがないため
補機類やベルト周りの整備は
エンジンの脱着が必要になります
エンジンを下ろす前に
診断機による故障コードの点検
エアコンの効き
オルタネーターの発電
各部の異音などを点検してから
エンジンを下ろしていきます
トランスミッションや足回りが
ついた状態で丸ごと車体から切り離します
エンジンが降りたら前方側の
補機類等を先に点検し
不具合があれば一緒に整備を
お客様にご提案します
事ある毎にエンジンを脱着していては
工賃がかさんでしまい
お客様の負担が増加してしまうため
整備にエンジン脱着を要する部分を
重点的に点検していきます
今回はお客様からのご要望で
予防整備としてウォーターポンプの
交換も同時に進めていきます
タイミングベルトを交換する時は
基本的にテンショナーやプーリー類も
同時に交換をしていきます
これらを怠ると
折角タイミングベルトを交換しても
プーリーの不具合などでまた
同じ作業をすることになってしまう
恐れがあるためです
各種交換作業が済んだら
入念にチェックを行った後
再度エンジンを車両へ搭載します
搭載完了後、各部の復元
オイル類を注入し
エンジンを始動
点火時期やバルブタイミングに
異常がないことを確認し
冷却水のエア抜きなどを行った後
試乗点検を行います
最後に漏れの確認と
専用診断機によるチェックを行い
作業完了です
当店では各部門のスペシャリストが
お客様のお車に最適な作業を
ご案内させていただきます
国産車・輸入車の整備、修理
新旧問わずお問い合わせください
この記事を書いた人
S&Company大阪整備
前田英祐
国家一級自動車整備士