本日ご紹介する作業は
マセラティ M139 クワトロポルテ
インテークカムバリエーター交換です
お客様のご用命は
「エンジン警告灯が点灯する」
診断機を接続し故障コードを確認すると
DTC P1303 の入力あり
P1303は
右バンクカムシャフトと
クランクシャフトの位相がしきい値外
の時に入力します
常に入力する訳ではなく
リセット後走行中点灯する
また必ず右バンクのみの故障入力
ドライバビリティに不良は感じられない
以上の条件からチェーンドライブ
そのものには異常はなく
右バンクインテークカムの制御に
異常が発生していると判断
カムポジションセンサーや
カムバリエーターコントロールバルブの
左右バンク入れ替えを行い
変化がなかったため
カムバリエータ本体の不良と判断し
分解交換を進めます
※カムバリエーター=VVTプーリー
メーカーにより呼び方が違います
VVTとはヴァリアブルバルブタイミングの
略でPWM制御(デューティー制御)により
連続的にカムシャフトの位相を変化させる
制御機構のことをいいます
交換作業中は念の為
コントロールバルブからカムバリエーターの
間の油路に詰まりや異常がないかも確認
カムバリエーターの交換が済んだら
決められた位置でタイミングチェーンを
復元し、その他の部分も復元していきます
全ての組み付けが終わったら
エンジンを始動し測定値にて
異常がないことを確認の上
試乗点検、漏れ点検などを行い
作業完了です。
当店では各部門のスペシャリストが
お客様のお車に最適な作業を
ご案内させていただきます
国産車・輸入車の整備、修理
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