今回ご紹介する作業は
ポルシェカイエンのスピードセンサー交換です
お客様のご用命は
「チェックランプが点灯し発進時ガタガタなって走れない」
入庫後故障コードを点検すると
011F03 右リアスピードセンサー故障
011F08 右リアスピードセンサー信号エラー
の入力あり
しかしガタガタなって発進できないとは?
実際に車両で現象確認をします
不具合不再現時は正常に発進加速できます
右リアスピードセンサーの信号が途絶えると
スピードが乗っているときならチェックランプが点灯し
フェイルセーフによりABSの機能がキャンセルされますが
走行は普通にできます
しかしそのタイミングがスピードの乗っていない状態だと
車両はスピードセンサーの故障ではなく
右リアタイヤが止まっていて
他のタイヤが空転している
つまりスタックした状態と誤判断し
デフロックやABSが誤作動してしまうのです
しかし車両は普通に直進している状態なので
ガタガタとなり走行負荷が異常に高まり
発進できないという状態でした
普通にスピードセンサーの故障ですが
発生する条件によってはこのような症状になるため
知識のあるメカニックの現象確認は非常に大切です
不具合が発生したり理由と
故障コードが一致したため
右リアスピードセンサーを交換します
交換後試乗点検をして
不具合がないことを確認し
作業完了です
当店では各部門のスペシャリストが
お客様のお車に最適な作業を
ご案内させていただきます
国産車・輸入車の整備、修理
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