TOYO TIRE株式会社は2021年ニュルクブリング24時間耐久レースへの参戦に向けた、タイヤテストを開始しました。
弊社では、そのタイヤテストのサポートをしています。
弊社前に停めている4tのトラック。ご覧になった方もおられるかと思いますが、中はこのようになっていて、ホイールの脱着ができます。
当日使用予定のタイヤは180本なので、タイヤチェンジャーを2台積み込んで対応しました。
レース車輛はGR Supra。昨年、ニュルを走った車輛です。
1月某日、極寒の中でのタイヤテストとなりました。タイヤのグリップ力を高めるために、走行直前までタイヤウォーマーでタイヤを温めます。
こちらの機械はバランサーです。1本1本バランスを整えます。
タイヤやホイールは真円に見えますが、実際は多角形となっており、高速回転すると遠心力が発生して重心位置がずれてしまいます。
そのため、もしバランスが悪いまま走ると、ハンドルがブレたり、車体がガタガタ揺れたりしてしまい、走行に支障が出るだけでなく、タイヤが偏摩耗したりサスペンションへのダメージが大きくなることも。
これを防ぐためにはタイヤの重心位置を整える必要があり、専用の機械を使ってホイールバランスの調整を行うことが必要なんです。
今回の結果を踏まえて、来月もまたテストがあります。
考えられる耐寒対策全てを尽くして行ってきます!