こんにちは、堀です。今回は朝日ターボさんに伺ったお話を紹介します。
朝日ターボ。
必ず二度聞きされる名前。でも一度聞くとみんなの記憶に残る名前ですね。
車好きのご両親が付けたお名前で、小さな頃からカートに乗り、車が常に身近にあった生活だったそうです。全日本カートにも出走しています。
朝日に向かって駆け抜ける、活躍が楽しみな選手です。
さてさて・・・
朝日ターボ選手は2020年、ニュル24時間レースにノベルレーシングから初参戦されました。
ニュル24時間レースに参戦するには、現地のコースで出場資格を取る必要があり、2018年から2年かけて、VLNという5時間のレースに何度か参戦し、出走可能車輛や完走率などの基準をクリアして出場資格を取ったそうです。
2020年。初めてのニュル24時間レース。
参戦してきたVLNと違い、選手層の厚さ、技術力の高さなどを実感されたそうです。
一番の違いは、【スピードだけにとらわれず、車を大事に走らせること】
24時間走り続けて完走するためには、自分の無理がその後のクルマの調子に影響することなどを考えて、負荷をかけないように速く走る。先を読んで走る力が求められるのだと話されました。
また、走ることだけに集中するのではなく、マシンの状況はもちろん、路面状態、天候の影響など、様々な情報をリアルタイムにインカムからメカニックにフィードバックすることも求められるとおっしゃいました。
ニュルクブリングは1周24キロの世界最長のコースで、1周走る中で様々な天候の変化があるそうです。
初挑戦の2020年は雨とキリで5時間中断されるような天気で、視界も悪く、夜になると何も見えなくなる状況だったそうです。
それまでの経験値が試される、まさに難攻不落のコースですね。
今年のレースのために、タイヤテストを何回か行いました。テスト走行後のフィードバックに丁寧に時間をかけ、打ち合わせを重ねます。
ドライバーとマシンとタイヤのベストコンディションが生まれるとき、勝利を手にできるのですね。
今年の24時間レースは6月3日から。どんなドラマが待っているのか、注目です!