「クルマ好きは音楽好きが多い!!」
これは間違いないっ。
また逆も然り。
ミュージシャンの中には車が好きすぎて、
自分の車をミュージックビデオに登場させたり、
音楽の効果音に車のエンジン音を使ったりする人もいる。
「車と音楽」というのは切っても切れない関係にある。
自分自身、カーサウンドシステムにお金をかけて、
アンプやスピーカーをカスタマイズして、
音楽を聞く最高の空間は車の中だった。
そして、車にとっても「音」は大切なコミュニケーションツール。
言葉が話せない代わりに、自分のコンディションを
「音」で伝える。
エンジンの調子やギアの具合、ブレーキパッドの減りだったり、
タイヤにしても。オーナーと車にだけ分かる言語のように
様々な会話を知らずに交わしている。
実際に乗車した時のことを思い出してみる。
「ロック」を外す音、「ドア」の開閉音、「インジケーター」のカチカチ、
「ワイパー」の擦れる音、そして、もちろん「エンジン音」
様々な音のが奏でられている。余談だが、BMWにはサウンドデザイナーという
車の音だけを専門にしている部署があるそうだ。
そんな「音」と切っても切り離せない関係にある「車」
音楽を聞きながら運転している時、ハンドルをドラム代わりに
叩いたことはないだろうか?
つまり「車はもはや楽器!」なのだ!
そんな理念のもと、
「OK Go」というアメリカのバンドが作ったミュージックビデオが
ぶっ飛んでいる!!!
OK Goというバンドはこれまでにも数々のアメージングな
ミュージックビデオを制作して来た。
日本で撮影された“I Won’t Let You Down”というミュージックビデオを
見たことある人もいるかな?
カラフルな傘を使って文字を作ったり、奇抜なミュージックビデオはとんでもない再生回数を記録している。
そんなOK Goが2012年にリリースしたNeeding/Gettingというミュージックビデオが
とんでもなくヤバイ!!!
カスタマイズされたシボレー「ソニック」が音楽を演奏するのだ。
このミュージックビデオ用に作られたラリーコースに、55台のピアノ、288本の
エレキギターに、アンプ66台が用意された。
車のドアの開け閉めの音がビートになり、車が走り出すと音楽が鳴り始める。
まさに車がプレイヤーとして音楽を奏でる。
さらに、運転しているのはバンドメンバーのダミアン・クーラッシュが
スタントの練習をして運転に挑んでいるという点も注目すべきところ。
これまでにも数々のとんでもないミュージックビデオを制作している
OK Goだが、これ以上にバカバカしく、愛のあるミュージックビデオもなかなかないだろう。