どうも、はじめまして。
撮るだけ撮って、語るだけ語る。そんなTokyonurがエスカンコラムにお邪魔します。
ボクは東京を中心としたカーカルチャーが好き。ただそれだけ。
例えば、第一土曜の渋谷にローライダーが自然発生的に集まり、自然発生的に散る、その姿カタチの見えないムーブメントとしての動きを体感する事がクルマ自体への関心よりも大切な要素なのかなと思います。
そして本題のGumball 3000。
知識自慢のオジサンにはなりたくないけれど、ボクがGumballを知ったのは2001年に開催された第3回大会。MTV Jackassのメンバーが参戦した事でGumballの知名度は爆発的に広まった。
当時はインターネットやGPSナビも今ほど発展していない。迷子になって朝まで寝ずに走り続けてようやくゴールしたと思ったら、次のチェックポイントまでそのまま走らされるなんてこともざら。
入国トラブルさえも発生し競技の進行はリアルタイムに変更される。現代のGumballとは異なり冒険の要素が強かった。
時代は変わり、そのコンテンツ価値に気づいた名立たるブランドがスポンサーとして付くも、イリーガルな面が際立つようになりコンプライアンスとの闘いが始まる。
現地警察への許可は勿論取るものの、Gumballとしての通行を認めない国も出てくる始末。
Gumballとは対照的に大人しいラリーのイメージが強いミッレミリア。しかし内情はこちらも白バイ公認のハイスピードラリーである。
表向きの正義として許される事ではないけれど、それこそ伝統的に受け継がれる姿カタチの見えないムーブメントの成せる業なのだ。ミッレミリアはイタリア国内だけというもあるけれど。
今年のGumballは20周年記念大会という事もあり、イツにもましてかなり野心的なルートが設定された。日本の警察車両の先導走行に終始する場面もあり、中には退屈に感じるエントラントも居たようだが規制の厳しい日本でココまで開催できたのは偉業とすら感じる。
その陰で裏方による涙ぐましい作業やネゴシエイトがあったのは言うまでもないだろう。
2019年大会は2017年のゴール地点として起用されたミコノス島をスタートし、2014年のゴール地点でもあるイビザ島でフィナーレを迎える。Gumballを寛大に受け入れる場所がスタートとゴールに選ばれた。間違いなくGumballらしい踏みっぷりを見られる大会になりそうだ。
そう、今年はエクスクルーシブな青海埠頭での景色のみで大満足だったけれど、次こそは走るGumball達の姿を撮ってみたい!それに尽きる!