早めの夏休みをいただいて、山形県に行ってきました。7月の1カ月間は、雨が降っていなかったのに、僕が行ったときに限っての豪雨。まさかのピンポイント豪雨でした。
その話がしたいわけではなくて、山形県の名物と言えばなんでしょう?
郷土料理として有名なのは、芋煮でしょうか。あるいは、ひっぱりうどんとか、肉そばもありますね。最近だと、冷やしラーメン。こうやって見ると、汁っぽいものが多いですね。
それはさておき、内陸の山形市から日本海側の酒田市まで県を横断したのですが、肉そばの店はかなりみかけました。芋煮も、季節がやってくると河原のあちこちで老若男女が集まってやるようです。(スーパーで、鍋の貸し出しをしているとか!)
地元に根付いた名物だな、という印象ですね。
さて、一方で僕が住んでいる関西、さらに細かく言えば大阪。その大阪の名物と言えばなんでしょう?
たこ焼き、串カツ、お好み焼き…ですかね。
関西以外の場所からきたゲストに、「ウマい店教えて!」と言われるのも、この3つが多い気がします。
ところが、関西の人なら分かっていただけると思うのですが、この3つは(串カツだけは違うかもしれませんが)、正直あまり外では食べません。
『ナイトスクープ』でもやっていたように、関西人は1家庭に1たこ焼き機があるというのは、おそらく事実ですが(現に僕の家には2枚あります。電気式とガス式)、頻繁に外で食べるものでもない気がします。
お好み焼きもしかりで、半ドンの土曜の昼に『吉本新喜劇』を見ながら食べたという小学生時代を過ごした関西人も多いハズ。
まぁ、イマドキの小学生は土日が休みなので状況が違うとは思いますが。あと、お好み焼きじゃなくて焼そばだったという人もありますが、それはさておき。
この3つの中で、家で食べないのは串カツでしょうか。とはいえ、「毎週串カツを食べに行きます」なんて人は少ないはず。
もちろん、たこ焼きもお好み焼きも串カツも、それぞれお気に入りの店というのはあると思います。
が、ゲストを連れて行く店となると、これは難しい。
名物に旨い物なし、と言ったのはだれだったか。たこ焼きもお好み焼きも串カツも、さりとてマズイものではないのですが、めっちゃくちゃ旨い! というものでもないような気がします。
日常の中で、なんとなく食べるものといいますか。パン屋巡りする人とか、スパイスカレーの店巡りをする人はわりといますが、お好み焼き屋巡りをしています、という人は少ない気がします。
繰り返しになりますが、それぞれのお気に入りの店があって、それぞれのお店が熱意とプライドを持って作られているのは大前提です。
とはいえ、わざわざよそから来た人を、連れて行く店となると難しい。(2回目)
とはいえ、わざわざよそから来た人が、大阪で行きたがるのは、これらの3つのジャンルなことが多いのも事実。これは、はてさて。
とはいえ、山形の祭の屋台で食べたたこ焼きは、もはやたこ焼きとは言えない、なんだかよくわからない代物だったので関西のたこ焼きのクオリティの高さはハンパないことを実感のですが。ちなみに、生地にダシがまったく利いていなくて、グニョリとした食感の謎のものでした。
とはいえ、関西でもっとウマいものはあるしな、とも思うのです。