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鹿ちゃんナオちゃん Part.1

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 いやあ、このコラムは毎回結構大変なんすよね。僕のタイミングとかは一切関係なく「そろそろ頼むわ」と鹿田パイセンからの催促が飛んでくる。おまけに一切のお題もなく中身もこちら任せときたもんだ。大体のところ僕は超のつく遅筆クンなわけで、そもそも気分が乗らないとノリだけでコラムなんて書ける性質ではない。

 だからいつも言ってるの、せっかくのウェブなんだからさ、月刊とかじゃなくて、気分が乗ったときに気ままにアップできるスタイルにすればいいじゃん、って。

「そんなんしたら、お前、一生アップせーへんやろ!!!!!!!」

 そうなの、パイセンって、ああ見えて結構人を見る目があるんすよね。確かに僕、締め切りなかったら永遠にアップしないでしょうね……ええ、それは間違いなく。

 ともあれ、この超メンドくさい、もとい、大変なコラムを結局のところ書かされる羽目になっているのは、別にすげーギャラを頂戴してるとかなわけでもなく、なんというか、鹿田パイセンの人間としての面白さに共感して、ってのが、実のところ大きかったりするんすよね。

 実際、エスカン・ウェブのこの豪華なコラム執筆陣の顔ぶれを見ても、パイセンの人間としての幅の広さ(あ、体じゃなくて人間性の方ね ♡)がよく表れてる。クルマ屋だからって単にクルマのネタだけを詰め込まず、いろんなジャンルの楽しい話がてんこ盛りされてる辺りには、お世辞だけど、いや、お世辞抜きに、鹿田パイセンの人としてのお面白みが滲み出てるんだなー、って。

 クルマ屋のしかもアフターマーケットの業界って、僕は36のときにカスタム・カルチャーをメインの題材とした雑誌「モーターヘッド」を立ち上げるまでは、正直、ほとんど縁がなかった。一部で炎上するのを覚悟でいえば、正直、そこはあんまり近づきたくない領域、だった。

 だって僕、基本はクルマはノーマルがいちばん!って信じてるから。クルマメディアに入ってからもゲンロク一筋で基本はスーパーカーの世界で生きてきた。だからどこかで、クルマに対して高飛車だったのは否めないすね。

 でもね、とはいえ関わる以上はその業界の面白さをとことん知ってやろう! そう思ったの。だからもうすべてをミックスした誌面にして、それこそ何でもアリにした。特に気をつけたのは単なる「クルマ&商品紹介」じゃなく、その世界に生きる「人間」の想いとか熱さとか、それこそときにはバカバカしさとかをきちんと切り取ることだった。

 そう、何ごとも面白いのは「物」ではなくって「人」なんだって、僕はこの大層テキトーで負けず嫌いで、でもだからこそ人間的には面白いひとびとがたくさんいる業界を通して、少しずつ知ることができた。

 リバティの加藤さん、RWBの中井さん、OFKの久保会長と、この世界の大物の皆さんがモタへの1号目から後押ししてくださったのも大きいけれど、実はそれ以上に、もっと人間としてハチャメチャで、だけれどその分人間としてはかなり愛すべきキャラクターを持った2人に出会えたことが、この業界に関わっていちばんの収穫だった気がする。

 そう、そのお二人こそが「鹿ちゃんナオちゃん」なのであります。

 ハイ。鹿ちゃんはもはや説明不要のエスカン鹿田パイセン、そしてナオちゃんは泣く子も食べる暴走機関車、チェックショップの大塚さんね。

 いやホント、この心の幅も体の幅も素晴らしいお二人からは、本当に多くを学んだっす。何を学んだかって? そりゃもう「人間テキトーがいちばん!」ってことっすね。

 このお二人から学んだこと、気づかされたことをざっと挙げてみると、 

・思ったことはストレートに口にする

・人の話は基本聞かない、または聞いてる風でも聞こえてない

・時間はほとんど守らない(というか時間観念がない)

・自分から電話してきて要件だけ言っていきなり切る

・とにかくよく食う

・奢るより奢られる方が好き

・クルマのセンスはとてもいい

・実は仲間想い

 ほら、人として社会人として、なかなかのいい加減さが滲み出てるでしょ?

 ともあれ、ちょっとだけ年上の兄貴ということも手伝って、良くも悪くも、僕はこのお二人からいろんな刺激を受けたのであります。そう、人間ってこれくらいテキトーでもクルマのセンスが良ければ立派に食っていけるんだ!って(笑

 というわけで、このお二人のことはもっともっと深いところ(良いところ熱いところ、さらにはどーしようもないところまで語り尽くせないほどある)まで書きたいので、その辺りのお話はまた次回に。もうね、年明けは忙しくってドタバタでしょ? そんな慌ただしくテキトーな気持ちで鹿ちゃんナオちゃんを語ったら失礼じゃないですか、と。 

 あっ、こういう自分都合の尻切れとんぼな感じもまた、鹿ちゃんナオちゃんに仕込んでいただいたワザっすね♡

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この記事の執筆者

高田 興平

Ko-hey Takada

モーターヘッド編集長

高田 興平の記事一覧>>

1974年式の43歳。寅年。職業は編集者。ジャンルレスなモーターカルチャー誌「モーターヘッド」&コレクター向けのハイエンド・カーライフ誌「Gentleman Drivers」の編集長を兼務。他にもイベント関係などアレコレ手がける浮気性(?)。既婚。愛車は1982年式のメルセデス・ベンツ500SL。

この記事の執筆者

高田 興平Ko-hey Takada

モーターヘッド編集長

1974年式の43歳。寅年。職業は編集者。ジャンルレスなモーターカルチャー誌「モーターヘッド」&コレクター向けのハイエンド・カーライフ誌「Gentleman Drivers」の編集長を兼務。他にもイベント関係などアレコレ手がける浮気性(?)。既婚。愛車は1982年式のメルセデス・ベンツ500SL。

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