何度やっても横澤夏子。どうも、落合健太郎です。
SNOWの「そっくり診断」の話ですが、セーブした自分の写真から誰に似ているか診断してくれる面白い機能なんだけど、何故か横澤夏子さんになる。
元のあるものからミックスさせて行き、新しいものを生み出す手法というのは音楽では昔から使われてきた手法。
サンプリング音楽は70年代初頭、ニューヨークのブロンクスで生まれたと言われる。
当時、パーティーでDJがターンテーブルを2台使い曲を繋ぎ盛り上げていた。
ある時、曲の一部を繰り返し繋げることでより新しいグルーヴが生まれることがDJ Kool Herc(DJクール・ハーク)により発見される!
それがサンプリング文化の始まりだった。
サンプリングというのは元となる音楽があるのだが、それを「元ネタ」という。
まずは聞いてもらうと分かりやすい。
今やヒップホップ界の超重要人物であるカニエ・ウエストが
2004年にリリースしたデビューアルバム、The College Dropoutに収録されている
Through The Wire
この曲の元ネタとなったのが女性R&Bシンガー、チャカ・カーンが1985年にリリースした”Through the Fire”を使用している。
どうだろうか?一目瞭然。完全にこの曲のサビのメロディを使用している。
カニエ・ウエストの凄いところはこの元ネタを早送りにして壮大な曲を確信犯的にコミカルに仕上げているところだろう。
しかも、タイトルまで寄せている。
そして、どうでもいいが、さっきから「蟹江・ウエスト」と変換されることに若干イラっとしている・・・・
こうしたサンプリングミュージックは日本ではあまり馴染みがないように思える。
すぐに「パクリじゃね?」と言われてしまう傾向にあるのだ。
しかし、みんなが知っている大ヒットしたあの曲も実はサンプリングが使われているというのを紹介しよう。
13年ぶりのアルバムリリースで再び注目されている
「小沢健二」
彼が1994年にリリースした大ヒット曲、「ラブリー」はアメリカの女性シンガーソングライター、ベティ・ライトが1971年にリリースした「クリーン・アップ・ウーマン」のギターがサンプリングされている。
良かったらYouTubeなどでチェックしてみて欲しい。
しかし、どんな曲でもサンプリング出来るかと言うとそうではない。
やはり著作権などの問題もあるので、そこがクリアにならないと音源としては難しいところもある。
特に、日本では欧米に比べて著作権の壁が高いので、音楽好きとしてはもっと寛容になってどんどん新しい音楽が生まれやすくなってくれたらな~と思う。
ちなみに、カニエウエストにもSNOW のアプリを使ってみた。