京都の清水寺で発表された今年の漢字は「令」
「平成」という時代が終わり、新しい元号がスタートした今年の音楽シーンを印象的な言葉と共に振り返ってみよう。
「平成」というワードが入った曲といえばgo!go!vanillasが歌う「平成ペイン」
ラジオからも平成から令和に変わる時期にはたくさんオンエアされた。
他にも兵庫県西宮在住のバンド、「キュウソネコカミ」も「ギリ昭和」という曲があり、元号が変わった瞬間に「令和」という言葉を入れたバージョンをレコーディング。
「ギリ昭和~完全版~」という曲を発表した。
アーティストのスピーディーな動きを即届けられるのはこの30年の間に飛躍的に進化したネットワークのお陰だろう。
そして、まさしく「元号」という曲を作ったのは「GLAY」
(今年行ったGLAYのTAKURO さんとHISASHIさんを迎えての公開収録)
今年メジャーデビュー25周年、90年代から日本のロックシーンのトップを常に走ってきたバンド。
そんなGLAYを表す言葉は「ONE TEAM」
今年、日本中を熱狂させたラグビーW杯、日本代表。
「どんな強豪チームでも心が一つにならなければチームとして機能しない!」
という想いのもとチーム一丸となって戦う姿は多く人たちに共感と感動を与えた。
ロックバンド、GLAYもそんな言葉がピッタリだ。
僕も20年くらいGLAYのメンバーとは仲良くさせてもらっているのだが、本当にメンバー仲良く、そしてお互いをリスペクトしている関係性があるからこそ四半世紀もの長い間止まることなく走り続けているのだろう。
つづいての言葉は「タピる」
今でも行列が絶えない人気スィーツ、「タピオカ」
女性たちを中心に大ヒットした背景には味だけでなく、インスタなどに投稿するのに映える写真が撮れるのも大きいだろう。
「タピる」を音楽業界で表すと
「ヒゲる」(勝手に命名)
Official髭dismの人気が爆発した一年。
(ヒゲダンのボーカルさとっちゃんこと、藤原聡くんと)
ライブはソールドアウト、映画の主題歌も務め、年末には紅白歌合戦にも出場。
まさしく「ヒゲダン現象」とも言えるだろう。
さらにボーカルの藤原聡は来年1月に公開となる映画、「キャッツ」の日本語吹替にもチャレンジ!!
来年の活躍にも大いに期待したい。
そして、明るい話題ばかりでなく、芸能界の「闇」が報じられるニュースも多い一年であった。
しかし、同じ「闇」でも「暗闇」でライブをしたのは「サカナクション」
色々と話題になった「あいちトリエンナーレ」で会場を完全なる「闇」にして
完全に視覚が奪われた状態でサカナクションの音楽を聴くという画期的なコンサート。
6月にリリースされたアルバムタイトルは数字で「834.194」
これは彼らが北海道で活動していた時に出演していたライブハウスと東京のレコーディングスタジオの距離を記したものなのだが、「ヤミヨイクヨ」とも読める。
完全なる暗闇の中だと人は聴覚、嗅覚、触覚が敏感になり、それまでいかに視覚に頼って生活しているかが分かる面白い取り組みだった。
まだまだ他にも今年を彩った音楽はたくさんあるのだが、個人的に気になったアーティスト達を紹介したが、なんと紹介した全てのアーティストを一堂に見ることができるイベントがある。
12/25~27の三日間、インテックス大阪で開催されるRADIO CRAZY!!
オイッ!最後は宣伝かよっ!!!という感じだが、お時間が合えば是非遊びに来てくださいねー!!
それでは、来年もよろしくお願いします。