先日、北九州市の門司港に行って来た。
明治から昭和初期にかけて貿易港として大変栄えた場所。
今でもレトロな建物がタイムスリップしたかのような気分にさせる。
その昔、この街には西洋からの文化がいち早く流れ込み、それを当時の日本人は受け入れ、独自の文化を築いていった。
国際貿易港として栄えた門司港には洋食文化も盛んだった。
そして、産まれたのが「焼きカレー」
通常のカレーのようにご飯にカレーをかけ、チーズと卵をトッピングしてオーブンで焼く。グラタン・ドリアのような感じ。
初めて食べたのだが、これが美味しかった!
さて、海外から入って来た食やファッションを日本独自の感性で新しいものを作るのは音楽の世界でも同じだ。
2019年、日本の音楽シーンは大きな転換期だった。
それまでのバンドシーンからファンク、ジャズ、ヒップホップ、ロックなどを独自の解釈で昇華させ、広い世代に受け入れられた年。
2020年に入り早速リリースされたKing Gnuのアルバム、「CEREMONY」は36分というアルバムとしては比較的短い時間ながらもそこに広がる世界はとても大きい。
ジャズやブラックミュージックの要素があるかと思えば、ロックやポップスの曲もある。これはCDショップの店員さんが
どのジャンルに分ければいいか悩むよ。
もはやKing Gnuというジャンルを確立した。
それでは、今年、2020年はどんな音楽がヒットするのだろうか?
今年はシンガーソングライターの年になりそうだ。
今年、注目したいアーティスト、「長谷川白紙」
とにかく音楽エネルギーがすさまじい。
湧き出る温泉の源泉のようにボゴボゴと音楽の波動が伝わる。
早耳音楽通の中ではすでに話題となっている長谷川白紙。
ぜひチェックしておいて欲しい。
そして、もう1人、今回のコラムの冒頭で様々な文化のミックスの事を書いたが、この人もまさしくNextを担う人になるかもしれない。
「NOA」
今年ハタチのシンガーソングライター。
12歳の時、滞在していた韓国でスカウトを受ける。
韓国のエンターテイメントといえば今や世界的にも大きな注目を集める。
韓国の大手事務所で7年間、練習生として生活したのち、日本に帰国。
日本語はもちろん、英語、韓国語も堪能。
そのルックスから人気もすでにすごく、インスタグラムではフォロワー数が11万人を超えている!!
もう、サラブレッドof 2020!!
東京オリンピックも開催される今年、スポーツだけでなく、音楽も世界から注目が集まる。
今年はどんなヒットが生まれるのか、非常に楽しみである。