寒いこの時期に世界中から熱い視線を注がれるのはグラミー賞とアカデミー賞。
音楽と映画、それぞれ世界最高峰の授賞式。
今年のグラミー賞はビリー・アイリッシュが主要4部門獲得するという、1981年、ミスターAORことクリストファー・クロス以来、39年ぶり、史上二人目という快挙!!
4歳上の兄、フィネアスが曲を作り、妹のビリーが歌うというスタイル。
兄妹でタッグを組んで音楽を作るといえばカーペンターズを思い出す。
そう言えばリチャードとカレンも4つ離れている兄妹。
だが、カーペンターズ でさえグラミーの主要4部門は新人賞の一部門しか受賞していない。
グラミー効果か、先日東京に行った際、原宿には髪の毛を緑に染めた女の子を何人も見た。
さて、グラミー賞はビリー・アイリッシュ一色となったが、映画のアカデミー賞はどうなるだろう?
今年のノミネート作品は粒ぞろいで、日本でも注目を集めた「JOKER」やポン・ジュノ監督の「パラサイト」、ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオの超メジャー俳優がダブル主演を務めた「ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD」、こちらもハリウッドの重鎮、ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノがタッグを組んだ「アイリッシュマン」他にも全編ワンカット撮影が話題となった「1917」他作品賞のノミネートはどれが獲ってもおかしくない。(このコラムを書いているのは授賞式前の2/5である)
予想としては作品賞は「1917」と「パラサイト」のどちらかではないか・・・。
さて、そんな映画に欠かせないものといえば「音楽」
その昔、あらゆる日本映画音楽を手がける久石譲さんが「音声の無い、映画の映像だけをみてもそれがどの映画か分からないが、音楽は聴いただけで作品が一瞬で脳内に蘇る」と話していてとても納得した。
今回は自分が愛してやまないサウンドトラックを紹介したい。
まずは1986年、原作はミステリー作家のスティーヴン・キング、監督はロブ・ライナー、「STAND BY ME」
誰もが一度は聞いたことのある名曲、ベン・E・キングの「スタンドバイミー」がエンドロールで流れた時に初めて映画のサウンドトラックの重要性を知った。
シンプル・イズ・ベスト!いつまでも人々の心に残る名曲。
90年代に入ると世界で4200万枚以上、映画サントラ史上最も売れた作品がある。
「ボディーガード」
ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストン主演、ホイットニーが歌った「I Will Always Love You」は大ヒット。曲が盛り上がる「エンダーーー!!」はホイットニーのボーカル力がいかんなく発揮されている。
しかし、実はこの曲はカバーで、1973年にカントリーシンガーのドリー・パートンが歌い、ヒットしている。
90年代はボディーガードの他にも「タイタニック」のサントラも大ヒット。
セリーヌ・ディオンが歌った「My Heart Will Go On」
90年代は映画のサントラの黄金期だったのかもしれない。
2000年代に入ると90年代のようなモンスターヒットはないものの、日本公開は2003年、当時の音楽界で暴れまくっていた「エミネム」の半自伝的映画、「8mile」。映画の内容とリンクした主題歌が大ヒット。
エンドロールで流れる主題歌だけでなく、劇中で映画のシーンをより印象付ける効果をこの作品は示したと思う。
さて、今年のアカデミー賞、歌曲賞は一体誰の手に?
予想ではエルトン・ジョンとアナ雪の一騎打ち!!!
日本から女優の松たか子さんのパフォーマンスも楽しみである。
———-アカデミー賞を終えて————-
今年のアカデミー賞は歴史的なものとなった。
「パラサイト」が初の外国語映画による作品賞を受賞。
松たか子さんの歌声も素晴らしかった。
そして、突然登場したエミネムのパフォーマンスは会場に居たセレブリティも驚いていたようだった。
そして、助演男優賞のブラッドピット、カッコよすぎだろう、、、