唐突ですが、最近「エースとは何か?」をよく考えます。
「エースになる人が持っているもの何か?」かもしれません。
エスカンのお客さんの中には、プロのアスリートが沢山いると聞いています。
いわゆる「エース」な人も多いかと思います。
車の世界でも、プロレーサーはチームの中ではエース的存在かと。
(車がエースという意見もあるかもしれませんが)
仕事で、いろんな人に会います。
飲食店の人が多いですが、いわゆるスターと呼ばれる芸能人の方や、経営者として大成してる人、学者などなど、種々様々。
そういう人たちを、エースとしてひとくくりにするのはどうか、と思いますが、でもまぁ、「この人エースだな」と思うことは多々あります。
なにかの仕事でチームでやる場合は特に。
さらには、人だけではなくて雑誌の特集を組む上でも、「この特集の中で、エースとなる店はどこ?」みたいな話を編集部内ですることもしばしばあります。
以前にも書いたと思うのですが、なにかひとつのジャンルの中で20個比べるとその差がよく分かるというもの。
たとえば、食パンでも20軒を一気に食べ比べてみると、その違いに驚くはず。
そこから先は好みの世界になるのですが、自分がこういう食パンが好きなんだ、という方向性が見えてくるんですね。
それはまあ、自分にとっての好みがわかるだけなのでエースとはちょっと違いますのかもなのですが、そんな中でも、大多数が「これスゴい」となるものがあります。
なにが違うのか? と聞かれても、よくわからない第六感的な何か、としか言えないのですが。
勝負強いとか、どうあれ結果を出すとか、そういう実効的な部分もエースとしては重要な要素だとは思いますが、風格とかオーラとか、なんかそういう部分のあるなしが、エースとして重要じゃないかと思います。
たとえば野球なら、高卒のルーキーが、トライアウトで入ってきた苦節ウン年みたいな年上の選手を差し置いて先発を担って、エースとして君臨するような状況。
もちろん勝てばいい、勝てば評価される、部分は絶対値ではあるけれど、そこで先輩に気を使っていては成し得ないなにかがある気がします。
(そもそもそういうメンタルの人はプロを目指さないという話はあるかもしれませんが)
何が言いたいのか、わからなくなってきましたがエースとは、試合で勝つ という実力もさることながらその立ち位置に付随するなんやかんやも抱えて引き受けることなんだな、と。
そんなことわかっとるわい、と言う人も多いでしょう。
しかしながら、エースに限らず、スターとかアイドルとかもそうかもしれません。
最近、フランスで星をとった日本出身のシェフが話題になりました。
受賞後のインタビューが、なかなか勝気な感じだったのが印象的でした。
それくらいのメンタルだからこそ、エースなのかもとしれません。
というようなことを、ぼんやり思っていた2020年のはじまりでした。
とくにオチはないですが、オリンピックに出場する人を素直に応援したいと思います。
次回はそのへんの話に触れましょうかね。
まったくの私感ですが。
写真は、エースな日本料理店のもの