今年の大阪オートメッセに展示したクルマは、マクラーレンSENNAとフィアット改!!
マクラーレンSENNAは、ラッピング以外何もしてません。
あえて言えばホイルを同色にペイントをしてキャリパーのオレンジに色を合わせて、ボディに色合わせをしたシンプルな仕上がりでしたが、クルマが凄すぎて存在感はバツグンでしたねー!!
過去には車高を落とし、ホイルを入れ、色を変えて、室内もカーボンをちりばめ、、と、色んな車を作ってきましたが、今年からは見せるポイントを絞って展示をしょう!、、と、あえてのノーマル、でもカラーリングはラッピング、プロテクションフィルムは如何ですか?と言った提案でした。
フィアット・チンクエチェントは約6年ぐらい時間が掛かった超大作!
お客様からのオーダーは右ハンドルのチンクで都内をストレス無く走れて、夏場にオーバーヒート無く、エアコンも使えるチンクが欲しい。
しかもAT。
探して来たベースは1971年式右ハンドルディーラー車。ボディのレストアからスタート。
ほとんど腐っていたので半分以上は鉄板で作り直しでした。
ノーマルEgは、空冷バーチカルツイン。
4MTクーラー無し。
ドナーEgは、2002年式スバルサンバーのEN07エンジンを使用。
3AT・ミッションもサンバーを使用。
500のサブフレームを切断し、サンバーのEgサブフレームごと移植にあたり、試行錯誤を重ねて無事に載せ換える事が出来ました。
ボディ両サイドにエンジンパワー(48ps)が大幅に上がったてる為に、剛性アップの為に角パイプを内部に溶接。
4MTもサンバーを使用。
シフト周辺は、雰囲気を崩さない旧ミニ用を使用です。
空冷から水冷になった為、ラジエーターをフロントトランク内に増設し、吸排気部は、スタイルを崩さないように、なるべく目立たないように下部に開口してあります。
クーラーもサンバーを使用し、エバポレーターは旧ミニ用を使用し、配管を全てワンオフで製作。
ヒーターは、旧ミニ用を使用しリアシート右側を大きく切断し、パネルから製作。
吹き出し口は、リアシート下部から送風。
ブレーキは、フロントはFiat Pandaから流用し、ドラムブレーキからディスクブレーキに。
リアブレーキは、そのままサンバーのドラムブレーキを使用。
マスターシリンダーは、サンバー用を使用。
ブレーキはノーマルからは比較にならない効きを発揮しています!
ホイールは、様々なスチールホイールの中から、雰囲気を崩さないのを、国産軽自動車から流用。
フロントサスペンションは、ローダウンリーフスプリング・モンローダンパー。
リアサスペンションは、サンバー用をリセッティングし使用しました。
もちろん強度試験など全て合格してナンバーもつきました(^ ^)
、、、と、軽く書きましたがそれぐらいの超大作だった訳でございます^ – ^
全く対照的な二台の展示はかなりお客様のウケも良く大盛況で大阪オートメッセは幕を閉じました。
結局何が見せたかったかと言いますと、ラッピング、プロテクションフィルムのエスアンドカンパニー。
ショップレベルでは絶対に真似をする事が出来ない技術のエスアンドカンパニーの対極を見せたかったんです。
今回の展示は大阪のメンバーが考えて車種の選定から展示まで段取りをしてくれたので違った意味で一歩進んだオートメッセでしたね⭐︎
会場でお会いできた方も、お会い出来なかった方も今年もエスアンドカンパニーをよろしくお願い申し上げます。