「オチケンさん、ジャム&ルイスって知ってますか?」
番組のスタッフに突然聞かれた。
「もちろん。超有名なプロデューサーチームじゃん。ジャネット・ジャクソンのアルバムとかマライア・キャリーとか、なんならジャネットとマイケルが一緒に歌った”Scream”とかめちゃくちゃ好きだよ」
「なるほど…じゃあインタビューしますか」
「え?」
「今日のお昼はうどんにしますか?」くらいのテンションで言われた。
いや、今までも色んな人たちにインタビューをさせてもらって来たが、ここまでのワールドクラスレジェンドは記憶にない。
ジャム&ルイスの簡単なプロフィールを紹介するとジミー・ジャムとテリー・ルイスは80年台初頭からthe Timeのメンバーとして活躍。
プリンスにも認められるほどの才能を持つ2人は1986年にリリースとなったジャネット・ジャクソンのアルバム、「コントロール」でプロデュースを務めた。この作品が大ヒットとし、グラミー賞を受賞。
その後も様々なアーティストをプロデュースし、90年代にヒットしたR&Bサウンドの多くはジャム&ルイスが手がけている。
僕もジャネット・ジャクソンのアルバム「リズムネイション」はめちゃくちゃ聞いた。
乾いたビートサウンドとグルーヴが最高にカッコ良い作品。
https://music.apple.com/jp/album/rhythm-nation-1814/1440838561
さて、何故そんなスーパープロデューサーチームであるジャム&ルイスにインタビューすることになったかというとこれからが注目のアーティスト LMYKの曲をジャム&ルイスが手掛けたということで是非話を聞いてみよう!となった。
ジャム&ルイスは宇多田ヒカルをはじめ、これまでの何人かに日本人アーティストをプロデュースしている。
今回はオンラインでのインタビューとなったのだが、このスタイルにもすっかり慣れたものだ。
コロナ以前はオンラインでインタビューというのは選択肢に無かったので、
新しい形がコロナによって持たされたことの一つだ。
いよいよインタビュー当日、回線を繋ぐ前にスタッフと打ち合わせ。
ここである事件が…
「ところでどっちがジャムさんでルイスさんなんだろう?」
ジャム&ルイスという名前は知っているものの、プロデューサーということであまり表には出ていない。
とりあえずウィキペディアで調べる。
これが間違いの元だった…ウィキペディアに写真が載っていて、「あ、こっちがジャムさんで、こちらがルイスさんね」と確認。
さぁいよいよオンラインでのインタビュースタート!
パソコンの画面に2人が登場する。
ん???
ご存知の方もいると思うが、zoomなどで繋ぐと名前が表示されるのだが、その名前がウィキペディアに掲載されているのと逆なのだ!!
え?あれ?どっちがジャムさん?こっちがジャムさん?と軽くパニックに。
これは何を信じれば良いのだ?とりあえずハロー、ジャム!と声をかけて答えた方がジミー・ジャムさん、え?細い体型の方がジミーさん???
ここは電波状況が良くないとして体勢を整える。これもオンラインならではのテクニック。
焦った~~~。
確認をしてからインタビューを始める。
ジミー・ジャムさんはLAのスタジオから、テリー・ルイスさんはアトランタのホテルからインタビューに答えてくれた。
このインタビューの模様は僕の番組、FM802 Chillin‘ Sundayの番組ブログにテキストで掲載しているのでお時間がある時に読んでみて。
https://funky802.com/service/Homepage/index/1715?offset=5
マイケル・ジャクソンのレコーディング秘話や40年以上、コンビとして活躍する秘訣など気さくに話をしてくれた。
しかし、まさか自分がジャム&ルイスにインタビューする日が来るとは…
ジャム&ルイスとしてキャリア初のアルバムもリリースになり、ワールドツアーをすることが次の目標と話をしていたので日本で彼らのパフォーマンスを見る日もそう遠くはないかも知れない。