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嗚呼、北新地。

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こんなに続くとは思わなかったコロナ禍。
ころなか→コロナ禍、と自然に予測変換されるほどの定着っぷりにも驚きますが。

いろいろ右往左往した夜の街ですが、それなりに落ち着いてきたというか、行く人は行くし、行かない人は行かないの二極化がますます進んだといいますか。

大阪の夜の街の雄といえば、北新地。
以前ほどの活気はないとはいえ、それなりに人が戻ってきた実感があります。

とはいえ、空きテナントが目立つと言えば目立ちます。

そんな北新地の路面に新しくできた超深夜型のパン屋さんを取材してきました。
夕方5時オープン深夜3時クローズの、新しい形です。
売ってるパンはオーソドックスで、いわゆる今ドキのパン屋さん。

聞けば、けっこう売れるそう。
早い時間は、会社帰りの人が、終電間際は飲み帰りの人が。
テッペン(昔ながらの業界用語ですねぇ)をまわってからは、飲食関係の人が夜食や、朝食にと買って行くそうです。

街の特性を生かしたビジネススタイルですね。
で、納得なんですが、入ってすぐの棚に、マスクが箱で置いてあったのが気になりました。

開店前に取材したので、片付け忘れかな? と思って聞いたら

「いつもそこに置いています」

とのこと。なんで?

「北新地のお客様は、マスクをされてない方が多くて。ホステスさんやホストの方とか」

な、なるほど。そういう街の特性もあるんですね。

「でも、みなさん入り口でマスクをちゃんとつけていただかれます」

とのこと。
思わぬところで北新地を感じてしまいました。
街は生き物、とも言いますが。
なんとなくそれも感じました。

おもしろいですね。

写真は、鹿田さんの同級生・浅井さんが新たにシェフに就任したレストラン[リストランテ コンフィーコ]のお料理です。
本文と関係なくてすいません。

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この記事の執筆者

竹村 匡己

Masaki Takemura

SAVVY編集長

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SAVVY編集長。出生地は京都は伏見。でも、稲荷的な伏見ではなく山のほう。保険会社のSEを経て、京阪神エルマガジン社入社。エルマガジン、サヴィ、リシェ、ムックと転戦し、ミーツ編集部へ。MeetsRegional編集長(五代目)を経て、再びサヴィ編集部に。2019年9月より現職。タイニーでショートカットな女の子に弱いです。

この記事の執筆者

SAVVY編集長。出生地は京都は伏見。でも、稲荷的な伏見ではなく山のほう。保険会社のSEを経て、京阪神エルマガジン社入社。エルマガジン、サヴィ、リシェ、ムックと転戦し、ミーツ編集部へ。MeetsRegional編集長(五代目)を経て、再びサヴィ編集部に。2019年9月より現職。タイニーでショートカットな女の子に弱いです。

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