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洋楽御三家アルバムリリースラッシュ!

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2024年もあと少しで半分…恐らく多くの人が同じセリフを口にするだろう。
「えっ?早すぎじやない??」
いや、本当に、毎年のことながら光陰矢の如し。
このままでは夏は過ぎ、秋になって気がつけば年末、、、なんて事になりかねない。
以前読んだ本に、「自分の行動を変えようとするならば大きな変化ではなく、小さな事から始めると良い」と書いてあった。確かに大きな計画を立てて実行出来なければ意味がない。
手始めに朝早く起きて、喫茶店のモーニングから始めよう。
え?モーニング?小さすぎじゃない?そんなんでいいのかって?
まぁでもとりあえずやってみよう。

外資系チェーンのカフェではなく、街中にある喫茶店、いわゆる純喫茶と位置付けされるお店に入ってみる。
お店の歴史は感じるが、綺麗な店内で、カウンターには常連さんが店員さんや常連同士でにこやかに会話している。
お店のBGMはクラシック。良いねぇ~純喫茶にはクラシックかジャズが合う。
そうそう、クラシックといえば今年の1月からApple Musicにクラシック専門のアプリが登場した。
Apple Musicをサブスク登録していればクラシックも無料で楽しめる。

Apple Music Classic

音楽のリズムと心のメトロノームは連動すると思うので、気持ちを落ち着けたい時はクラシックはオススメです。
そして、あらゆるものを優雅に変換してくれる力がある。

野菜サラダとトーストとコーヒーのセット。これで660円は安い。
深煎りのコーヒーが体をリフレッシュさせてくれる。

店内に流れるクラシックが自分をそうさせるのか、コーヒーを飲みながら最近の音楽について考える。
2024年は円安の影響もあり、海外からアーティストの来日ラッシュ。
Bruno Mars、Ed Sheeran、Taylor Swift、そして、ライブは行っていないが、ビヨンセもJay-Zと共に来日。
アルバムリリース日に渋谷のタワレコでサプライズサイン会を行い大きな話題となった。

Album: COWBOY CARTER
Beyoncé

カントリー音楽史と黒人文化のルーツとしっかりと向き合い、5年という歳月をかけて完成させたアルバム。
心地よい音楽を聴くのももちろん良いが、今回のBeyonceのアルバムのように社会に問題提起する作品は大変貴重だと思う。
音楽もファッションも食も「Fast」ばかりがもてはやされる現代だからこそ、立ち止まり、物事の真理を探すように熟考する時間というのは大切ではないだろうか。
そんなことをビヨンセのアルバムを聴きながら感じた。

Beyonceのニューアルバム、COWBOY CARTERは間違いなく音楽史に残る名盤だろう。
あ、そうだ、歴史的名盤といえばApple Musicで「100 Best Albums」という2024年現在、歴史的、社会的影響も与えた必聴的名盤を独自の解釈でセレクトしたランキングがある。
今までのいわゆる売上至上主義のランキングとは違うのでなかなか面白い。
時間がある時にぜひ。

そして、4月にはTaylor Swiftが11作目となるアルバム、“The Tortured Poets Department”をリリース。
今や「スイフトノミクス」という単語もあるくらいテイラースイフトの影響力というのは経済的にも大きく、テイラーの言動にはいつも大きな注目が集まる。
先日の東京ドームでのライブは四日間で経済効果が341億円とも言われている。

楽曲の良さや、圧倒的な歌唱力はもちろんだが、赤裸々に綴られる音楽に人々は夢中になる。
今回のアルバムはファンや人々が作り上げたテイラー・スイフトという虚像とただ一人の人間としてのギャップを埋めるような作品。
今回のアルバムにも赤裸々にテイラーの恋愛体験がリアルに綴られている。

THE TORTURED POETS DEPARTMENT

そして、5月にはBillie Eilishの新作がリリース。
“HIT ME HARD AND SOFT”約3年ぶりの3rdアルバム。
以前の作品と比べてよりポップさが全面に打ち出され、幅広い世代にも受け入れやすいと思われる。
革新的なサウンドにビリー・アイリッシュの繊細かつ大胆な声の表現。
そして、曲と曲をシームレスに繋いでいく構成はアルバムとしてきちんと届けたい!
という姿勢を感じられる。このアルバムはヘッドホン推奨!

HIT ME HARD AND SOFT

ここ最近、世界的に注目度の高い洋楽作品が連続でリリースされている。
音楽ファンにとって喜ばしい状況だ。
しかし、消費されるスピードがとてつもなく早い今、どれほどの作品が今後も残されていくのだろうか?
喫茶店で流れているクラシックは300年も前の音楽である。
果たして今のポピュラー音楽は100年後の世界でも聴かれるのだろうか?
未来人も同じ音楽で踊るような事があれば最高である。

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この記事の執筆者

落合 健太郎

Kentaro Ochiai

ラジオDJ

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1974年茨城県生まれ東京育ちのラジオDJ。幼少期から大学まではアメリカで過ごし、帰国後はラジオDJとして日々音楽まみれの生活を送っている。現在は、関西No1ステーション、FM802で10代から圧倒的支持を得る番組『ROCK KIDS 802』を毎週月~木そして、日曜日は『Chillin’ Sunday』を担当する傍ら、テレビ出演やイベント司会、コラム執筆など多方面で活躍中。
2020年10月からはApple Musicにて世界165ヵ国に向けて日本の音楽を届ける番組、『J-Pop Now Radio』がスタート。
DJやリスナーからは「オチケン」の愛称で親しまれている。

この記事の執筆者

1974年茨城県生まれ東京育ちのラジオDJ。幼少期から大学まではアメリカで過ごし、帰国後はラジオDJとして日々音楽まみれの生活を送っている。現在は、関西No1ステーション、FM802で10代から圧倒的支持を得る番組『ROCK KIDS 802』を毎週月~木そして、日曜日は『Chillin’ Sunday』を担当する傍ら、テレビ出演やイベント司会、コラム執筆など多方面で活躍中。
2020年10月からはApple Musicにて世界165ヵ国に向けて日本の音楽を届ける番組、『J-Pop Now Radio』がスタート。
DJやリスナーからは「オチケン」の愛称で親しまれている。

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